女がネイルをする理由。 かわいくて、きれいで、おしゃれ。 自分のそれを見ているだけでテンションが上がる。 指先から足先まで'女'として手を抜いていない証。 ー私の場合は、恋をしているとき。 ハンドネイルやフットネイルはジェルネイルを施すにしても…
金曜の朝、チェスターが亡くなった。 金曜日ーー 忙しなくすぎる一週間の終わり。 金曜日に会う人は大好きな人だ。 仕事の疲れ、ストレス、焦燥。 素敵な、週末のご褒美。 金曜日に電話をしたくなる人もまた大好きな人なんだろう。 別れてから一切連絡は取ら…
わたしの友人は身体に無数のタトゥーを入れている。 15歳、はじめて友人と行ったライブハウス。 17歳、はじめて入った真夜中の地下のクラブ。 当時ロックを好んで聴いていた。 HIP HOPのB-BOY達よりも、ロック界隈の人たちは見た目が怖かった…
東京、日本の中心。 東京、日本の人口の約1割、約1300万人が暮らしている。 東京は、大きく東側と西側に分けられる。 上京して早5年。 わたしはずっと東側に住んでいる。 これといって、こだわりがあったわけではなく、病院の都合上そうだった。 4年2ヶ…
わたしは、自他共に認めるミーハーである。 ミーハーなわたしのSNS歴を遡ってみようと思う。 今までやってきたSNS ・mixi ・My space ・Facebook ・Instagram ・Pinterest ・tumbler ・SoundCloud ・Skype ・Line ・Kakao Talk ・Snapchat ・filmarks そして…
上京して5年。 未だに馴染めないもの。 通勤時間の満員電車。 休日昼間の原宿、渋谷ハチ公前。 星が見えない明るい夜空。 排気ガスのにおい。 好きになったもの。 自転車や徒歩での通勤。 平日午前の伊勢丹新宿、銀座三越。 きらきらと輝くネオンの夜景。 …
あなたには、あなたの人生がある。 わたしには、わたしの人生がある。 いままで別々の道をお互い歩んできた。 二つの道がふと偶然、重なり、あなたと出会えた。 過去のあなたの道をわたしは、知らない。 あなたも過去のわたしの道を、知らない。 あなたとい…
ときどき、自分がきらいになる。 '自分'ってなんだ。 '自己'とはなんだろう。 くり返される、 「自己PRをお願いします。」 「ご自身はどういう性格だと思われますか。」 「あなたの長所と短所をおしえてください。」 くり返すテンプレートな答え。 ありきた…
わたしは、どちらかというと完璧主義者だったと思う。 昔から中途半端なことがきらいだった。 やるならやる、やらないならやらない。 白黒つける。つけない理由がわからない。 それは、不完全である自分を真っ向から否定していた行為だったと思う。 人は、矛…
'知性'とは、物ごとを知り、考えたり判断したりする能力だ。 ただ、物を知っているだけでは、それは'知性がある'ということではないと最近よく思う。 私たちは、常に取捨選択をしながら生きている。 まず、それは朝、起きるところから始まる。 朝起きるか、…
今はもういない、わたしが大好きだった婚活アカウントの'うろんちゃん'の言葉で、なるほどと思った言葉がある。 「浮気をしたら殺す。」 また、誰かが言った。 '相手に死ねと言う人よりも、殺すと言う人のほうがきっと優しい。'と。 こうも思う。きっとそん…
彼を好きになってから、自分自身が変わったことがいくつかある。その一つに'執着'がある。 執着とは、'特定の人や物に対して強く惹かれ、深く思い込んでどうしても忘れ切れないこと'、らしい。 わたしは、彼に執着している。 大切なもの、譲れないもの、どう…
看護師として働く中で、これは真実に近い事実だろうなと思うこと。 人は、誰かに、何かを、'やらされている'と思ったときまたはそう感じたときに情熱を失う。 誰かが言った。 「好きなことを仕事にするとつらい。」と。 それはちがうと思う。 好きなことは楽…
あなたの唇と言葉。わたしに希望を持たせたり、絶望させたりする。 会ったところでなにを話すのか、なにを食べ、なにを飲み、なにを思いながらお互い過ごすのか。 好きだったときはそんなこと気にもしなかった。会うことに目的は要らなかった。 いまは会うた…
快楽に溺れることはなかったけど、寂しさにはもう幾度となく溺れている。 いっしょに夜を過ごすことよりも、いっしょに朝を迎えることのほうがむずかしいこととか。 大切に思われたぶんだけ、大切に思えたなら。愛しいと思われたぶんだけ、愛しく思えたなら…
夏。 海へ行き夏の日差しと生温かい潮風を感じたこと。 冬。 山へ行き星空を見上げたこと。 いつも隣りにいてくれた大切なひと。つないだ手のぬくもり。不器用な愛情。守れなかった約束。頬をつたう涙。遠い日々への後悔。 それが、それらが、わたしが引き換…
花火を見ると思い出す情景がある。 一年前だった。 その日はちょうど隅田川の花火大会の日で、病院の窓から綺麗に見えるそれを、夜、入院している患者さんたちと見ようという話をしていた。 その日夜勤のわたしが受け持ったのはナースステーションから一番近…
人はかんたんに死んでしまうから。今度なんて約束しないで。いま、好きだと、愛していると伝えて。'またね'と別れたその日が最期になってしまうこともあるから。 愛してるなんて一度も言われたことなかったけど、十七年間たしかに愛されていたこととか。そん…